履歴書で重要なこと
採用担当者にとって履歴書で見る重要な項目は「志望動機」と「本人希望欄」です。志望動機は、スキルやアピールポイント、今まで経験してきたことや学んだことなど、転職希望先の特徴を織り交ぜて書くことがポイントになります。それらのポイントを押さえて書くと採用担当者に好印象を与えられます。特に助産師の場合、自分が経験した分娩件数や助産師外来、母乳外来など助産師ならではの経験を書きましょう。志望動機だけではなく今までのスキルなどを書くとアピールになります。
次に、具体的にどのような経験をしたのか、どのような勉強をしたのかも書きましょう。「○○○を勉強しておりました」など柔らかい言い回しで書くと好印象を与えます。また、これからこんな勉強がしたい、経験がしたいといったことも書くといいでしょう。
転職先の特徴を織り交ぜて書くというのは、自分が経験したいことと病院が力を入れていることを混ぜてアピールすることで、病院が欲しい人材だとアピールをすることができます。病院のホームページやパンフレットなどを見て情報を仕入れましょう。調べることで具体的な内容を志望動機に書くことができます。このようにアピールすることで、ここの病院で働きたいという熱意を伝えられます。
成長したいという点をアピール
助産師として転職を成功させるためには、志望動機が重要です。助産師は、分娩や保健指導、搾乳指導、育児指導などが日々の業務となってきます。妊産婦さんもいろいろなパターンがあります。ローリスクであればいいのですが、ハイリスクな妊婦さんもおります。病院によってはハイリスクの妊婦さんが少ないところもあります。いざハイリスクの妊婦さんを対応するとき、経験が少ないとどうしますか?急変したときの必要な対応は?すぐに対処できますか?これらは助産師として抱える大きな課題だと思います。また病院によっては抱えている助産師が少ないことがあります。そういう場合、意見が偏りがちになってしまいます。たくさんの方向から妊婦さんを支えたい、支援したい場合、多くの助産師さんの意見が必要です。多くの意見を取り入れることで視野が広がります。
転職の場合、一度就職しているので、一通りの助産師としての業務ができると思います。これは転職する上で強みになります。もしローリスクなケースが多い病院から、ハイリスクなケースが多い病院に転職を考えていたとしても、基本的な業務は変わりません。搾乳指導や育児指導などはどこの病院でも行います。その場合は、自分の課題を克服するための経験をし、さらにステップアップしたいということを志望動機に書いて伝えましょう。